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2010年11月 アーカイブ

旅行者下痢症

古くから、外国旅行をすると下痢をしやすいことが知られています。


このような下痢を旅行者下痢症といいますが、その原因は「水が変わったため」などと思われてきました。


しかし、大部分は細菌感染によるものなのです。


東京都立衛生研究所微生物部で実施した検便の結果によると、海外旅行から帰ってきて下痢をしている人では約61%から。


旅行中に下痢をしたが帰国時は治ってしまっていた人および自分では旅行中健康だったと思っている人でも約25%から。


何らかの下痢原因細菌が見つかっています。


原因となった細菌の種類はさまざまですが、赤痢菌やコレラ菌も検出されています。


毒素原性大腸菌というのは、わたくしたちの腸の中にいつも住んでいる大腸菌の仲間ではありますが、コレラ菌と同じような作用で下痢を起こすことが知られている細菌です。


サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなどはよく食中毒の集団発生の原因となる細菌です。

睡眠を科学する

脂肪酸をめぐって、なおいくつかのヒントがあたえられています。


実験によれば、炭素原子の多い脂肪酸ほど少量でREMを起こすし、逆に少ないものほど普通の睡眠を起こす傾向があるそうです。


動物では、一般に肉食動物の方が草食動物よりもREMが多いですが、これは肉食の方が体内で低級脂肪酸をたくさん作るためでしょうか。


また、夜寝る前にトリプトファンを多く含んだ食物をとると、フランスベッドでの入眠後、1回目のREMの開始が早くなります。


しかし、このトリプトファンというアミノ酸こそ牛乳、たまご、牛肉、かひかなど、一般に動物性タンパク質に多く含まれているので、それが体内で分解されて低級脂肪酸を作り出すためと想像されます。


それでは、これでREMの原因物質は解決したかというと、そうではありません。


自律神経のうち副交感神経をおさえるアトロピンを大量に注射すると、REMが一時的に消失するのです。


ところが逆に副交感神経の作用を高めるフィゾスチグミンを注射するとREMがふえます。


同じ神経刺激剤のカルバコールを中脳網様体に注射してもREMがふえます。


つまり体内にアセチルコリンをふやすような物質(コリン作動物質)がREMをひきおこすことになります。


この実験から、コリン作動物質が後橋細様核に働いて、低級脂肪酸の方はこれよりも上方にある前橋網様核に働くと推定しています。

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