林木の成長 2
現在はスギ、ヒノキの用途は柱材が主体ですが、1本の立木から柱が2~3丁採材できる頃がスギで50年前後、ヒノキで60年前後ということと、この時期が比較的生産性の高い時期ともいわれ、国有林、民有林ともこの時期の伐採が最も多いようです。
これが低伐期林業の見本といえるものです。
上の時期を超えると逆に材積当たりの単禦安くなるような、いわゆる「中目材」と呼ばれる時期があります。
これは多少成長しても1本の丸太から柱が1丁しか採れなければ廃棄するバタ材が多く出るだけで製材歩留りは悪くなり、材積成長はあっても価値成長はゼロという時期です。
それよりさらに成長して1本の丸太から複数の柱が採れたり、より高価ななげしや板材として使用できる樹齢(太さ)になれば、生産性はぐんぐん上昇することになります。
200年生から300年生以上にもなると、スギ、ヒノキなどは無節材、柾材、その他板目として見事な価値成長も加わり、特にスギなど限りない上値が期待されるものです。
次に、林業経営の特徴と伐期との関係について。
林業を専業とする場合は何としても収入の継続が必要条件となります。
したがって相当な大面積の保有者でないと続かないのです。
・・・こうした条件から大規模な法人組織による林業経営が全国各地に散見されます。