林業経営の特徴
売払い単価のより高いことが望ましいとすれば、当面高伐期林業による以外に方法が見当たりません。
しかし林業不振の現在においては高伐期林業を期待しつつも、経営の苦しさから低伐期林業を余儀なくされているところが大部分のようです。
京都・北山の磨丸太などもやはり低伐期林業ですが、材価が極めて高いため完全に専業として成り立っています。
全国的に山林所有者の大半が、林業を副業としているものと思われます。
父祖の造林した山を伐採するわけで、いわば臨時収入といった感覚のため、林業に対し事業として余り期待をかけていないのが実情でしょう。
限られた面積で営業するためには、何としても単価のより高い材の生産が必要です。
しかも投資-労力、経費-を極小化する工夫が必要です。
こうした要件を満たすためには、北山の磨丸太のような飛び抜けて高価な銘木級の生産でない限り、高伐期林業をおいてほかに見当たりません。
・・・しかも恒続的でなければなりません。
木材生産即ち育林事業の特徴は、投資から回収までの1回のサイクルに少なくとも50年。
長くは数100年と一般企業ではとても考えられない長期間が必要なことです。
そのため土地、労力、経費の投資に対する金利が想像を超える額になってしまいます。